ゲーセンに高齢者が
ゲーセン。
ゲームセンターの略です。
ゲーセンといえば昔は中高生の溜り場でした。
今はこのゲーセンには中高生はほとんどいません。
今や必需品となったスマートフォンとやらでオンラインゲームを楽しむのようになってしまったからです。
かわりにこの「ゲーセン」にたむろするのが、高齢者になっているというから驚きです。
都内のあるゲーセンでは畳敷きの縁台にこしかけ、温かいお茶をすすりながら、和やかに談笑する高齢者の姿が目立つ光景が当たり前だそうです。
中にはおにぎりなど持参し、朝から夕方まで楽しんでいく常連も珍しくないとか。
「一人で家にいるより、明るい場所でお友達とゲームをするほうが健康的でしょ」
バスで片道20分の道のりを毎日通っているという80代の女性の言葉です。
業者の話によると、一日に3000円程度使う高齢者が多いそうです。
少子化や娯楽の多様化で経営環境が厳しいゲーセンにとって、高齢者が救世主となりつつあるのです。
捨てる神もあれば拾う神もあるのでしょうか。
真面目にやっていれば、ゲーセンのようにどこからとなく救世主が現れることがあるのです。
幸運にも予期せぬ展開になることが、ビジネスや人生にはつきものなのです。
多くの成功した経営者がその原因の筆頭に挙げるのが、運が良かったという統計結果を見てもそのことを実感するのです。
運に恵まれる人生を送りたいものです。