空揚げ専門店
「空揚げ」
ハンバーグと並んで定食屋の人気メニューの一つです。
ある空揚げ専門店が大人気という話です。
東京のベッドタウン、吉祥寺駅から2分の幹線道路沿いに、夕方ともなれば行列の絶えない店があるそうです。
テイクアウト専用の小さな店だそうですが、昨年8月にオープンして以来、主婦だけでなく、会社帰りのビジネスパーソンや高齢者までが行列をなすようになったとのこと。
子供のおやつや夜食、そして酒のつまみにもなる空揚げは、食べられるシーンを選ばない。
そのため、老若男女問わず支持されているというのです。
今まで空揚げ専門店がなかったことがむしろ不思議なくらいだというのです。
空揚げに人気が集まる理由には、若者や高齢者の個食が増えたこと、家庭で揚げ物をしなくなりつつある点もあるそうです。
また長引くデフレの影響もありそうです。
どうやら憧れよりも現実という商品の傾向が強い消費動向とか。
それがシンプルでなじみがある空揚げが支持される理由かもしれません。
ここでもやはり「シンプル イズ ベスト」なのです。
あるいは発想や切り口という面からも勉強になります。
そういえば、弊社の以前の事務所の近くにもテイクアウトの餃子専門店がオープンし、やはり大繁盛していました。
その店は簡単に店内でも食べれるスペースがあり、昼に夜にお客がひっきりなしにつめかけていたのを思い出したのです。
デフレや不況でも繁盛する店は必ず存在するのです。
時代を読む目が必要です。