残置物処分
ある物件の売買が成立したときのことです。
古家が付いている広い土地だったのですが、その古家を解体して引き渡す予定だったのが、買主さんの好意で現況引渡しにしていただきました。
ただし古家の中にある残置物だけは、こちらで処分してくださいという要望だったのです。
一人住まいということもあって、たいした量ではないだろうとたかをくくっていたのです。
処分するのに費用を見積もってもらうために業者と見に行って、びっくり仰天してしまいました。
予想をはるかに超えた大量の残置物だったのです。
結局、相見積もりを取って、安い方の業者で処分したのですが、それでも50万円をゆうに越える金額が掛かってしまいました。
電気製品や家具や応接セットなど沢山ありましたが、リサイクルショップで持っていけるものはごく僅かだったのです。
これだけの家具などを揃えるのには、おそらくかなりのお金を掛けたに違いないと思います。
買い揃えるのにお金を掛けて、処分するのにさらにお金を掛けなければならないのが現実なのです。
使わなくなったり、必要がなくなったりした時点で、安くても売ったり、欲しい方に差し上げたりする方が絶対良いのです。
「もったいない」という気持ちはわかりますが、それよりもそれを必要としている人に使っていただくのが一番良いと思うのです。
さらに、余分なものは買わない、持たないという方がもっと良いのでしょう。
エコを志向するこれからの時代の上手な生き方だと思います。
シンプル イズ ベスト。
やはりこれが一番です。