伊集院静の「逆風に立つ」を読んで

伊集院静の書いた「逆風に立つ」を読みました。

元プロ野球選手、松井秀喜さんのことを書いた本です。

この本を読んで、本当に感動し、何回も目頭が熱くなりました。

松井選手のことは、私もファンを自称していましたし、かなり詳しく知っているつもりでしたが、初めて知るようなエピソードが沢山ありました。

驚いたのは、松井選手はかなりの読書家であり、伊集院静さんとの出会いも、その小説を読んでおり、ファンだったというのことです。

伊集院静さんも、この著書の中で言っていますが、プロ野球選手で、しかも松井選手クラスで、難しい小説やエッセイを読む人がいたというのが驚きだったのです。

松井選手は、その実力は勿論のこと、運がある人だと思います。

甲子園での五打席連続敬遠から始まり、 ドラフトでの巨人入団、何回もの優勝とタイトルの獲得、ヤンキースへの入団と活躍、ワールドシリーズの制覇とMVP獲得、そして国民栄誉賞の受賞。

この本を読むと、その秘密が分かります。

人間として、どうあるべきか。

強烈に教えられました。

もっと早く、この本に出会いたかったです。

もっと早く、松井選手の本質を知りたかったです。

この本こそ、老若男女すべての人に読んで欲しいと思いました。

伊集院静さんも、素敵ですね。

元妻の故夏目雅子さんは有名ですが、今も女優を妻として仙台に住んでいるそうです。

あの松井選手の心を捉え、絶大な信用を勝ち取り、あれだけ深い関係となれたからこそ、あれほどの文章で松井選手の本質を露わにすることが出来たのでしょう。

伊集院静さんの本は何冊か読みましたが、すべてはエッセイでした。

これからは、小説にも挑戦しようかと思っています。

さて、松井選手。

いや、もう引退したから選手ではありませんね。

その、松井さん。

これから、どんな活躍をしてくれるのか楽しみです。

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