面倒くさい仕事も丁寧に
年間100件を超える売買仲介をしていると、いろいろなお客様に出会うことになります。
ほとんど手がかからないお客様もいれば、その逆のお客様もいるのです。
権利証を無くしたとか、マスターキーを無くしたとか、なかなか連絡が取れないとか、内覧の日程が合わないとか、とにかくいろいろあります。
ときには、担当者がイライラしたり、ため息が出るほど、厄介なことに遭遇し、振り回されることもあります。
時間は浪費し、その割には利益にならないことが多いからです。
割に合わないと思ってしまうのも無理がないと思うのですが、そう思ってしまった負けだと思います。
面倒くさいことを喜んでやるのがプロだからです。
人の嫌がる仕事を、率先して喜んでやれる人こそ、本当のプロであると思います。
だからこそ、売買仲介業の仕事が存在するのです。
その時には、割に合わない仕事になっているかもしれませんが、常にお客様のことを第一に考えてベストを尽くし続ければ、いつか別のお客様で報われるようになっているものなのです。
それを計算に入れて、今の理不尽を我慢しろというのとは少し違います。
お客様を差別することなく、常にベストを尽くせということです。
目の前の仕事に、常に全力で取り組めということなのです。
まずは私自身が、そのことを徹底したいと思います。