松井選手の引退に思うこと

米大リーグの松井秀樹選手が引退を表明しました。

日本で10年、アメリカで10年、合計20年のプロ生活でした。

長い間、本当にお疲れ様でした。

私たちに、数々の素晴らしいプレーや言動で、沢山の感動を与えてくれたことに感謝します。

松井選手の思いでは、甲子園での5打席連続敬遠から始まります。

あのときの真摯な態度は、その後の松井選手の活躍や成長を予感させるものでした。

日本では数々のタイトルを獲得し、巨人軍の優勝にも貢献しましたが、常にチームのためという言動は大リーグに行ってからも終始、ぶれることはありませんでした。

日本での一番の思い出は、東京ドームの天井にぶつける大飛球を打ったことです。

一度は規定によりツーベースヒットとなり、もう一度はそのまま角度を変えてスタンドに飛び込むホームランになりました。

米大リーグでの思い出は、ヤンキーススタジアムでのデビュー戦でのグランドスラムと、手首を骨折して連続出場記録が途絶えた後の復帰戦でも猛打賞の活躍です。

いずれも、ヤンキーススタジアムの観客は、スタンディングオベーションでその快挙に応えていました。

そして、何といってもワールドシリーズ制覇とMVPの獲得です。

マスコミへやファンに対しての真摯な対応や人の悪口を一切言わない性格は、多くの人々の心を捉えました。

松井選手は、私たちに本当に多くの夢と感動を与えてくれたのです。

そして、人生の様々な教訓も教えてくれました。

20年間、本当にお疲れ様でした。

そして、心から、ありがとうございました。

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