急ぐときほど冷静に
昔ある本で読んだ話ですが、あるベテランのタクシー運転手の言葉です。
お客様から「急いでくれ」と言われたときは、「承知いたしました」と答えて、冷静に安全運転を心がけるそうです。
焦るって運転すれば逆効果なことを、長年の豊富な経験から分かっているのだそうです。
先日、私もこの話を思い出すような経験をしました。
非常にタイトなスケジュールで移動していたときのこのです。
スマートフォンを駆使して、効果的な乗り継ぎなどを決めて動いていたのですが、焦るあまり乗る電車を間違えてしまったのです。
1日に3回くらいやってしまいました。
きっと、間違えたことにより、更に焦ってしまい、ドツボにはまってしまったのだと思います。
急がば回れとはよく言ったものです。
急ぐときほど冷静に安全な道を選ぶことが正しいのでしょう。
しかし、乗り間違えたときにも、スマートフォンがその威力を発揮しました。
次の駅では、どういうルートで目的地に最短時間で行ったらいいのかを、瞬時に示してくれたのです。
首都圏では、何通りも目的地に行く方法がありますから、これには大変助かりました。
しかし、更に思ったことは、選択するのはあくまでも人間だということです。
そこには経験や勘、そして運なども加味されてくるのです。
ハイテクも必要な時代ですが、それを使いこなす人間の力量も大切なのです。
急ぐときほど冷静に行動しよう。
肝に銘じたいと思います。