墓地の隣の物件
墓地の隣にある物件があります。
なかなか、この物件の売却に苦戦しているのですが、墓地の隣というのが障壁になっているようなのです。
やはり、墓地の横というのは抵抗があるのでしょうか。
ものは考えようですが、墓地の横というのは安心だと考える人もいます。
田舎や人里離れた場所でも、彼岸や命日、月命日などでお墓を訪れる人がいるからです。
墓地の近くは縁起が良いと考える人もいるようです。
不動産的な観点から言えば、墓地のあった場所には、建物が建つ可能性はほぼありませんから、そういう意味では隣の土地が転売され、どんな建物が建ち、どんな人が住むのか心配する必要がないのです。
日照が悪くなる心配もありません。
変な人が引っ越してくる心配もないのです。
家を買ったり建てたりするときに一番心配することは、近隣の状況や今後のリスクなのです。
東南の角地が好まれるのは、道路があるために、隣接する建物による日照の問題が緩和されるからです。
また、その道路が隣の家の雑音なども緩和する役割を果たします。
そう考えると、建物が建つ心配がない墓地が隣接していることは、考えようにもよりますがメリットも少しはあるのかもしれません。
価値観が違えば、物の価値も当然違ってくるものでしょう。
一般的には墓地の隣の物件は、相場より安く購入できるので、お買い得な物件だとも考えられます。