東京の人口予想
東京都が人口予測をまとめて発表しました。
総人口は2020年の約1335万人をピークに減少に転じ、70年には1000万人を割り、2100年には約713万人になるそうです。
2010年実績では1316万人ですから、約46パーセント減少することになります。
65歳以上の高齢者人口は現在の27歳が65歳になる50年にピークを迎え約442万人なり、2010年実績である268万人の約1.6倍になるそうです。
しかし、ここから高齢者人口も減少に転じ、2100年には約327万人となるそうです。
問題なのは2100年の65歳以上の人口が総人口に占める割合と15~64歳の生産年齢人口の割合なのです。
65歳以上が約46パーセントとなり、生産者年齢人口は47パーセントとなるそうです。
現在の高齢者1人を現役世代3人で支える「騎馬戦」の構図から、100年後は高齢者1人を現役世代1人が支える「肩車」の時代になるとのです。
東京がこうであれば地方はもっとこの傾向が加速するのでしょう。
日本はいったいどうなってしまうのでしょうか。
この予測が現実となれば、今のビジネスも根本的に変わらざる得なくなるのでしょう。
まさに、一寸先は闇であり、逆に考えれば無限にチャンスがあるのかもしれません。
断言できることは、この予測はそれほど狂わないだろうということです。
100年後には人口が半分になり、そのまた半分が老人になるということなのです。
そして、この現実は地方ほど早く訪れるということなのです。
今、私たちは未来のために何を準備できるのかを考えたいと思います。