成功は偶然、失敗は必然
ふじやま学校の朝礼・終礼という本があります。
ふじやま学校とは震災以降に、ほとんどが東大卒というエリートたちが鹿児島県志布志市に集まり、全員が月給10万円からスタートした企業なのです。
「日本を本来あるべき方向へ」という志のもと、コンサルティング会社経営者、公認会計士、大学教授、ITベンチャー企業副社長、海洋冒険家などエキスパートが揃い、地方自治体や企業に関する政策企画・立案・経営や財務に関するコンサルティングを行い急成長しているそうです。
このふじやま学校の社是は「よく笑い、よく食べ、よく寝る。もって、感謝し、愉しく、稼動する!」だそうです。
この学校の朝礼で、ブログのタイトルになった「成功は偶然、失敗は必然」という話があったのです。
特別顧問の北山邦子さんが語られたそうですが、北山さんは「成功とは流行であり、常に偶然の副産物であることを忘れるな」と謙虚であることを強調されたそうです。
プロ野球元楽天の野村監督も同じようなことを語っています。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」。
これは江戸時代の肥前平戸藩藩主で剣術の達人でもあった松浦清(静山)の剣術書「剣談」から引用したものだそうです。
少し意味が違うかもしれませんが、ジェームズ・C・コリンズの著書「ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則」にはこんな文章がありました。
「うまくいったときは窓の外を見る、失敗したときは鏡を見る。」
これは成功した経営者の特徴だそうです。
表現は違えども、歴史を貫いている普遍的に大切とされていることは同じなのでしょう。
「成功は偶然、失敗は必然」。
成功して天狗にならず、失敗して責任転換をしない。
成功してなお反省し、失敗してなお気づき、学ぶ。
この言葉と、絶えず謙虚な姿勢を大切にしたいと思います。