掃除の徹底度
私が会社経営で掃除を特に意識するようになったのは最近のことです。
ビジネス本を読み込んでいくうちに、整理整頓や掃除の重要性が強調されていることに気がついたからです。
有名なのは「楽天」「イエローハット」「ココ壱番館」「モスバーガー」「日本電産」「株式会社武蔵野」「益田ドライビングスクール」など、例を挙げれば枚挙に暇がありません。
その中でも、最も衝撃を受けたのが有名なアートディレクター「佐藤可士和」さんの著書「佐藤可士和の超整理術」という本を読んだときのことです。
正確には読んだというよりも、その本に掲載された佐藤可士和さんのオフィスの写真を見たときです。
日本一、いや世界一綺麗に整理整頓された事務所と断言しても過言ではないでしょう。
その衝撃は私の価値観を根底から覆しました。
弊社「日本マウント」では、毎月1回社員全員でオフィスの掃除をします。
本当であれば毎週、いや毎日やるべきなのだと思います。
しかし、自主的に少し早く出勤して掃除することを奨励し、あえて強制はしないことにしています。
勿論、私は誰よりも早く出勤し、真っ先に掃除をすることを欠かしていません。
佐藤可士和さんのオフィスに比べれば、その綺麗さの基準は足元にも及びませんが、少なくとも同業他社の中では1番綺麗なオフィスにすることを目標にしています。
まだまだ1番とは言いがたいレベルでしょうが、全社員が自覚して自主的に整理整頓や掃除をするようになれば、それも不可能ではないと考えます。
弊社「日本マウント」にとって月1回の全員での掃除は一つのイベントです。
掃除の後は全員で同じ弁当を食べるのが習慣です。
汗をかくくらい一生懸命に掃除をした後の、全員で食べる弁当の味はまた格別なものがあります。
私は社長になる前の一兵卒だった頃から、何ヶ月かに1回は休日に出勤し、1日かけてオフィスを大掃除していました。
蛍光灯の1本1本から、窓のサッシや電話のコードに至る隅々まで、徹底的に綺麗に掃除をしていたことを思い出します。
私が社長になったその日から、月1回は全員で掃除することを決定したのです。
これからはこれを伝統にしていくつもりです。
言われなくて率先して出来るような社員集団になることにも挑戦していくつもりです。
それが達成できたときは、今のオフィスは見違えるような綺麗なオフィスに変身することでしょう。
そうなれば今の業績の10倍100倍の業績を残すことは可能なのです。
少なくとも私はそう考えています。