アナログの力
デジタル全盛時代ですが、アナログの力を思い知らされたことがありました。
看板の力です。
私は良く街中で、法律では禁止されている、電柱に取り付けた看板を見かけます。
いわゆる「捨て看板」というやつです。
「未公開物件」とか「非公開」などの文字が躍っています。
法律で禁止されているというリスクを犯してまでもやる効果があるのだろうかと、いつも不思議に思っていたものです。
あるときこの謎が解けました。
弊社では「捨て看板」ならぬ「立て看板」を、なかなか売れないで困っていた土地に立てたのです。
実のところ、正直言ってあまり期待をしていませんでした。
ところが驚いたことに、看板を見て問い合わせしてくる人が続出したのです。
これには一種のカルチャーショックを受けたのです。
アナログを馬鹿にしていた自分を恥じました。
時代の先端を行くと豪語し、インターネット至上主義に酔いしれていたことを反省しました。
たかが看板、されど看板。
そして、恐るべし「看板」。
看板は時代が進んでも廃れない物の一つなのです。
これからも看板効果が楽しみです。