対応の悪さが招いたもの
あるお客様から相続案件の相談を受けました。
10年以上前に、司法書士に相談して、ある物件の相続登記をし、その物件を売却しようとしたところ上手くいかなかったというのです。
再度、挑戦したいということになって、弊社「日本マウント」に相談に来たわけです。
弊社「日本マウント」の特色は、リゾート物件や田舎暮らし物件など、比較的手の掛かる物件を沢山こなしてきたことによって培った独特の実務力があることです。
いわゆる、複雑で手が掛かる物件も手がけることが出来る、フットワークの軽さや、それなりのスキルがあることなのです。
今回も、10年前のちょっとした対応の悪さが、相手の気分を害してしまい、相続登記が阻まれたという原因を突き止めました。
早速、お客様と共に相手方へ訪問し、一緒に頭を下げたことで、大きく一歩前進したのでした。
しかし、10年の歳月は新たな障壁ももたらしたのでした。
相続人の1人が亡くなり、新たに相続人が数人増えるという問題が起こりました。
また、相続物件の売却価格が、この10年の間に、およそ30パーセントも下がってしまったのです。
その時のわずかな対応の悪さで、貴重な時間とお金を失ってしまったわけです。
なんとも、もったいない話ですが、専門家の役割がいかに大きいかということが分かりました。
素人は専門家を頼り、信じることしか出来ないわけですから、その責任は重大であると痛感しました。
人事ではなく、自分にも当てはまることとして、肝に命じたいと思います。