スピードこそ大切
マスコミでも有名な株式会社武蔵野の小山昇社長。
その著書は独特の小山節で綴られています。
「社長はなぜ、あなたを幹部にしないのか」というタイトルの本。
この中で、小山さんはこう述べています。
「社長の決定を1日で実行できるのが役員。
1週間で実行できるのが部長。
1ヶ月は課長。
一般社員は一生やらない。
だからこそ彼らはいつまでも一般社員という地位に甘んじているわけです。」
いかがですか?
私はこの本が社員に参考になると思って、新人以外の営業社員全員に配り、約1週間後くらいの期日を設けて、感想文をメールで送ってくれるように指示しました。
もし私が当事者ならば、1日で読破して翌日、感動して涙が出るような感想をメールで送ると考えたからです。
締め切り最終日、感想メールが来たのは、たった3通でした。
これが弊社の現実です。
今回、新人を外したのには意味があります。
新人よりは先輩社員が読んだ方が相応しい本だったからです。
そして、もう一つ。
優秀な新人社員はきっと、翌日のメールということは無理だとしても、3日後くらいには読書感想メールを送ってくるだろうと考えたからです。
そのくらい、やる気や能力、スキルに格差があるのです。
もはや組織構成における逆転人事は時間の問題です。
まさに、小山昇さんの言うとおりです。
社長の決定を何日で実行できるか。
すなわち、スピードです。
これが、弊社「日本マウント」でも基準です。
ただし、小山さんの著書と一つだけ違うところがあります。
社長の決定を一生できない人は一般社員のままではなく、弊社では解雇となります。
どんなに実績があっても解雇。
社長は社員から舐められたら終わりですから。