上原ひろみの視点
私は普段はまったくテレビを観ません。
家にもテレビはありません。
どうしても観たい番組があれば、ワンセグで観ることにしてはいますが。
ただし、出張などでビジネスホテルに泊まったときだけは観たりすることがあります。
偶然に観た番組で、天才ピアニスト「上原ひろみ」さんのことを知りました。
その番組の中で、驚いたことが三つありました。
一つは異色の経歴。
音楽大学に進学したのではないという事実。
最近、ビジネスの世界でもスペシャリストが重宝される中でも、一般教養の重要性が叫ばれつつあるのですが、
まさに、天才へと極める過程で、いわゆる教養というものが必要だったのでしょうか。
二つ目は落語を聴いているということ。
上原さん曰く、落語とピアノには共通点があるのだとか。
深い話です。
三つ目は指の筋肉というのか、そのかたちの凄まじさです。
どれほど練習すればあのようになるのでしょうか。
小指の付け根の筋肉が異常に発達しているというのか、ピアノダコができているというのか。
それを見た瞬間に、想像を絶する努力の賜物であると直感しました。
たまに観るテレビからも学べることはあるものです。
どんな分野でも、極めて人はやはり偉大です。