故郷での思い
仕事の関係で久しぶりに故郷へ立ち寄りました。
インターチェンジ周辺の商業施設は、昔とかなり違う顔ぶれになっていました。
同じ業種でも違う会社になっていました。
また、まったく違う業種になっていたりしました。
十数年振りに見た光景ですが、企業や商売の栄枯盛衰は都会も地方も同じなのでしょう。
この期間、リーマンショックがあり、円高不況があり、そして今年は震災という激震がビジネス界にも走った年でもありました。
しかし、変わらず発展し続けている企業もあるわけですから、そこには何か秘訣や法則というものがあるに違いないのです。
それを探求し学び続けるのが、経営者の役割なのでしょう。
繁華街を抜けて少し車を走らせると、すっかりと黄金色に染まった美しい稲穂がたなびく風景が続きます。
この景色はおそらく昔から今に至るまで変わらないものなのでしょう。
稲作が始まったのは縄文時代からだそうです。
私たちが教科書で習った頃は、弥生時代からという説でしたが、今や縄文時代から稲作が始まったという説が常識なのだとか。
ということは、私が見た故郷での田園風景は、もう何千年も前から変わらない風景だったということなのです。
変わらないものと変わるもの。
いつの時代もこの二つが混在することによって歴史は綴られてきたのでしょう。
生まれ育った故郷に、私は何を以って貢献することができるのか。
ふと、そんなことを思ったひと時でした。