損して得を取る
弊社「日本マウント」に理念は、一言で言えば「利他」と言うことになります。
しかし、これを実践するのはなかなか難しい。
お客様に物件をご紹介し契約に至るまでには、様々な苦労もあるわけですが、一人だけではできないこともあります。
他の社員が仕入れた物件を紹介する場合もあるからです。
営業マンは当然、目標があり実績を追求していくわけですから、二人で担当した場合はその実績を折半することになります。
ごくたまに例外として、もう一人がほとんどなにもしなかったときなどは、6対4とか7対3などの割合で按分することもあるのです。
この按分でもめたときや、どう見てもアンバランスに思えるときは、私が大岡裁きで決定することにしています。
しかし、私なりの理想は持っているのです。
それは、利他を実践すること。
先輩は後輩に花を持たせ、強きものは弱きものをいたわるのが普通でしょう。
多く働いた者が多く評価されるのは当然ですが、そこは少し控えめにイーブンに甘んじるおおらかさが大事だと思うのです。
自己主張をするなということとは少し違います。
気持ちよく譲るという行為に美しさがあるからです。
そういう人は頼もしさを感じます。
与えたものは、その何倍にもなって必ず返ってくるのです。
損して得を取れとは良く言ったものです。
私は少なくとも、数字の実績以上に、利他を実践するという、いわゆる数字に表れない実績を重視します。
何故ならば、利己に生きた者は滅び、利他に生きた者は繁栄することを知っているからです。
ぜひ、利他を実践しましょう。