採用基準

会社の採用基準にはいろいろなものがあるようです。

過去にあった有名なものに、日本電算の採用基準があります。

履歴書は一切見ないで採用したそうですが、その採用基準は驚くべきことに、食事させて早く食べ終わった順から採用したそうです。

日本電算の永守社長曰く、「太閤秀吉は、早飯早糞だった」。

後に金庫に保管してあった履歴書を見たときに、その採用基準に間違いがなかったことがわかったとか。

天才経営コンサルタントとして名高い、S・Yワークス社長の佐藤芳直さんは、前職の船井総研時代に30歳そこそこの若さで上場企業の役員に抜擢されました。

後になって、当時の社長である船井幸雄さんに、なぜ自分を選んだのか尋ねたそうです。

理由は食事のときメニューを選ぶのが早いことと、食事を食べるのが早いからだと答えだったそうです。

どうやら、成功者は皆一様にせっかちなようです。

私も昔から飲み込むように食事をしていましたので、母親や家内からもっとゆっくり良く噛んで食べるようにと窘められました。

今では健康のためにも、少しばかりゆっくり食べるようにしています。

弊社の採用基準も少しユニークです。

まず始めに、この社長ブログを最初から全部読んで、考え方や内容に共感できたら面接に来て欲しい言います。

最初から全部読むのはかなり大変なようです。

この段階でかなりの人が脱落します。

次に面接で数冊の本を渡し、それを読んでやはり考え方や内容に共感できた場合に限り、次の面接に来て欲しいと言います。

読んだか読まなかったかは知りませんが、本を送り返してくる人もいますし、本を借りたまま連絡が途絶える人もいます。

私は常日頃から理念や戦略は、絶対に譲れない聖域であることを公言していますので、ブログの内容や私が教科書として日頃読んでいる本の内容に共感する人だけを採用しているわけです。

様々なユニークな採用基準を持っている企業も多いことでしょうが、いずれにしてもこれからの企業は人材が命となることでしょう。

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