時効取得
「時効取得」。
民法で定められている権利ですが、簡単に言うと次のようになります。
自分の土地だと思い込んで、すなわち地人の土地だと知らないで10年間占有していた場合に、その土地は自分の土地になるそうです。
これを善意の時効取得と言います。
他人の土地だと知っていても、20年間占有していた場合に、その土地はやはり自分の土地になるのです。
これを悪意の時効取得と言います。
もちろん、時効取得の裁判をして、その判決を以って登記簿謄本上も所有権が移転するわけなので、そんなに簡単にはいかないのですが。
この時効取得のことは、話にはよく聞いていたのですが、弊社が仲介して売買した土地をめぐって、もしかしたら時効取得の裁判をするかもしれないことになったのです。
他人事ではなくなりました。
法律に照らしあわせば、既に結果は出ているのですが、何事も蓋を開けてみなければわからないのが勝負事の常です。
果たして裁判長はどんな判断を下すのでしょうか。
また、反対弁論はいかなる弁論になるのでしょうか。
弊社の立場は一貫しています。
すべてはお客様のためにです。
裁判途中に和解交渉もあるかもしれませんし、円満に解決できればそれに越したことはありません。
弊社にできることでベストを尽くすのみです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%96%E5%BE%97%E6%99%82%E5%8A%B9