歴史は繰り返すのか
私の幼い頃、近所によく八百屋さんが車に野菜を積んで売りにきました。
我が家では早朝、よくその八百屋さんから野菜を買ったものでした。
時代は進み、スパーマーケット全盛の時代になり、やがて近所からその移動販売はおろか八百屋さんの姿すら見えなくなりました。
今、その全盛を誇ったスパーマーケットが苦戦し始めています。
変わって主役になろうとしているのが コンビニエンスストアーいわゆるコンビニです。
最近のコンビニは生鮮3品までも扱う、まるで昔の八百屋や魚屋さんのようなものまであります。
そして、ついに移動販売まで始めたらしいのです。
それは、3・11がきっかけだったそうです。
歴史は繰り返し、また再び小さなお店や移動販売が活躍するのでしょうか。
駅前商店街は、昔は一番の活気があり、まさしく人々の集まる中心でした。
それが時代が進むと共に寂れてしまい、その中心は郊外の大型店舗へと移りました。
誰が呼んだか「駅前シャッター商店街」。
閉店してシャッターを閉めっぱなしの店ばかりになってしまった商店街を揶揄して言われた言葉です。
その駅前に活気が戻ってくると予想する人がいます。
ユニクロやしまむらなどの小売業を代表する「集客の雄」が出店を計画しているからです。
人口減少、高齢化、財政難などのこれからの日本の課題を考えると、駅前に公共機関を含めてあらゆる施設が集中することが予想されるからです。
やはり、歴史は繰り返されるのでしょうか。
これからの未来を一度、じっくり考えてみたいものです。