父の日のプレゼント
単身赴任の私は、子どもたちに会えるのは、月に1回あるかないか。
今年は父の日にちょうど近くに出張だったので、家まで足を延ばすことができました。
小学校6年になる長男の、堂々と児童会長として頑張っている姿が眩しく輝いていました。
私が小学校の頃は、児童会長を困らせる筆頭といえる札付きの問題児で、親はいつも担任の先生や近所の人に謝ってばかりでした。
まさに子どもは私とは真逆の小学校生活を送っているわけです。
子どもを見るにつけ、人生とは不思議なものであると感じてしまいます。
そんな長男が私に送ってくれた、父の日のプレゼントは、習いたてのギターで演奏してくれた「コブクロ」の曲でした。
「わだち」。
粋なことをする長男です。
小学校4年になる長女のそれは、心を込めて折ってくれた鶴やあやめなどの作品の数々。
そして、心温まる励ましの手書きのメッセージ。
小さい頃、私がいつも2、3ヶ月ぶりに家に帰るとき、家の前で待っていて、私の姿を見ると走って抱きついてきたことを思い出しました。
もうすっかり大きくなり、かわいらしい少女になりつつあります。
人間は守るものがあるからこそ、強くなれるのだと思います。
私はまた少しだけ強くなって、ビジネス戦国時代の戦場に戻ってくることができました。
今をよりよいカタチにして、次の世代へ手渡すこと。
これが今に生きる私たちの使命だと考えます。