タリーズコーヒー2
昨日に続いてタリーズコーヒーの話をします。
タリーズコーヒーは、現在参議院議員となった「松田公太」さんが日本に持ち込んだのものです。
この松田公太さんがアメリカのシアトルで一杯のコーヒーに出会い感動し、シアトル中のコーヒーを飲み歩いて一番美味しかったと感じたタリーズコーヒーを何としても日本で紹介したいという情熱からスタートするのです。
アメリカの本社に何度アタックしても駄目だったので、当時のオーナーが東京にいるときに押しかけてその権利を譲渡してもらったのです。
しかも最初の出店資金は全額自分で借金をして用意をしたというのです。
もし失敗すればと考えて、当時のコンビニの求人のポスターを見て、一日15時間、35年間働けば返せないことないと自分に言い聞かせてスタートしたそうです。
1号店は銀座でと決めていたのですが、なかなかそんなに簡単には見つからない中で、広尾に見つかった物件で妥協しようとしたときに、銀座の物件情報を入手します。
電光石火の行動力で、不動産業界のしきたりを破って、直接、その不動産の所有者にアタックして気に入られ、広尾の物件で支払った手付金300万円を捨ててまでこだわった銀座に念願の1号店をオープンさせるのです。
そして自らコーヒーを入れて、レジでお金をもらうという文字通り最前線で働きます。
自ら市場調査するときは、銀座の1号店のときもそうでしたが、目当ての希望店舗候補の向かいの喫茶店に陣取り、朝から晩まで一日3回も注文を繰り返す中で、歩行者数を数えたりしたそうです。
そのようにして数店舗に増えるまでは、自らコーヒーを入れる仕事も続けたというのです。
その当時、まさかそのコーヒーを入れている人が、タリーズコーヒーの社長だと思った人はいなかったことでしょう。
なにせタリーズコーヒーは、スターバックスコーヒーと並んで破竹の勢いで店舗展開をし、やがて株式上場を果たすことになるからです。
銀座に1号店をオープンしてから4年後のことです。
いつも思うことは、成功した創業オーナー社長は凄いということです。
その決断力と行動力です。
しかもその速さです。
失敗を恐れずに果敢に挑戦します。
リスクは回避するのではなく、むしろリスクを選択するのです。
まさにそこに勝負の鍵があるかのようです。
タリーズコーヒーもそのようにして大きくなったのです。
タリーズコーヒーファンは確実に存在し、その出店のお誘いは、今や引く手あまただそうです。
タリーズコーヒーの今後の発展のみならず、政治家「松田公太」さんの活躍も期待されます。