仙台へ行ってきました
震災後、初めて仙台へ行ってきました。
船井総研の元常務、佐藤義直さんの立ち上げたS・Yワークスという会社の5周年記念のセミナーに参加するためです。
全国から270人もの人が、奇しくも被災地の中心であった仙台に集まったのです。
S・Yワークスの社員の皆さんは、礼儀正しく、明るく、その動きは機敏です。
「利他」という理念は、これほどまでに素晴らしい社員を育てるのでしょうか。
創業わずか5年で、毎年100名を優に超える新卒者が応募し、わずか数名しか入社できないという優良人気企業に成長しているのです。
規模も歴史も弊社とそんなに変わらないにもかかわらず、そのレベルの高さに驚かされました。
天才経営コンサルタントが会社を創り、自ら経営すると、こんなに素晴らしい会社ができるのですね。
まさに有言実行。
百聞は一見に如かずでした。
その佐藤さんは、講演の中で人間にはいくつかの誕生日があると話しをされました。
佐藤さんにとっては、自分の生誕の日と別に、恩師「船井幸雄」と出会った日がその日であるというのです。
そして、2011年3月11日も、まさしくその日であると。
佐藤さんは、恩師「船井幸雄」の教えである、起こることはすべて必要、必然、ベストであるということと今回の震災のハザマにあって長い時間、熟考を重ねたといいます。
あの震災は、果たして必要であり必然であったと言い切れるのかと。
出した結論は、その日を境に生まれ変わった私たちが、素晴らしい未来を創り、まさしくあの震災は必要、必然、ベストであったといえるようにする使命があるということです。
「皆さんの尊い犠牲のおかげで、日本はこんなに素晴らしい国に生まれ変わりました」と胸を張って言える未来を創くる使命が私たちにあるのです。
私にとっても、2011年3月11日は、紛れもないもう一つの誕生日です。
そして、S・Yワークスの同志でもあります。
ともによりよい未来を創って次の世代に引き渡す、その役割を果たしたいと思います。
急ぎ早に新幹線で後にした仙台でしたが、どうやら、私の大好きな街になりそうです。