人生は平等である
今や日本を代表する名経営者となった、ソフトバンクの孫正義さんと楽天の三木谷浩史さんには、いくつかの共通点があります。
一つ目は、二人とも仕事が楽しくてたまらないそうなのです。
「こんなに面白いものは無い」
「ゲームのようだ」
二つ目は二人とも初期の頃から、売上や総資産などの経営数値で「兆」という単位を意識し、なおかつ公言していたのです。
孫さんは、豆腐を一丁二丁と数えるように、売上を一兆二兆と数えるようになるんだと公言していました。
三木谷さんは、10年後には総資産を一兆円にして、そうなったら一丁あがりと言って現役を引退するとやはり公言しているのです。
いずれもそれを聞いていた当時まだ数少なかったスタッフは、ぽかんとして開いた口が塞がらなかったほど驚いたというか、何を言っているのかよくわからなかっとそうです。
三つ目は、創業時にはどれくらい働いたのかという質問に対して、なんと二人ともまったく同じこと答えをしているのです。
「一年365日、一日26時間」。
一日で26時間は物理的には不可能です。
おそらく死ぬほど働いたとか、メチャクチャ働いたとかという自負が26時間と言わしめたのでしょう。
ワタミグループの渡邉美樹さんも、起業のための軍資金を貯めるために佐川急便で働いた一年間は、寝たのは車を運転中に赤信号で止まったときだけだったと言っています。
これも物理的には不可能でしょう。
やはりそう表現できるくらい、働いたということなのです。
それ相当の成功は簡単には手に入らないのです。
棚からぼた餅やラッキーパンチを期待しない方がいいのでしょう。
そう考えれば、人生は平等なのかもしれません。