節電に慣れてきました
震災以降、節電の習慣にどうやら慣れてきたようです。
計画停電や停電を回避するために節電していたのが、今や当たり前になってきました。
当初はコンビニの看板の電気がついていないことに違和感があったり、店が閉まっていると勘違いしたりしたのですが、今では当然のように感じるのです。
オフィスでも同様です。
消灯癖がついたり、多少暗くても当たり前のように感じます。
考えてみれば、江戸時代は電気がなかったわけです。
日の出とともに起きて、夕陽が沈むとともに寝るという健康的な生活をしていたのでしょう。
また、ろうそくの灯を囲んで大家族が仲良く力を合わせて生活していたのでしょう。
今までが当たり前なのではなく、今が当たり前なのかもしれません。
今までは無駄が多く、贅沢すぎたのでしょう。
文明や科学の進歩が必ずしも人間を幸せにしたとは限らないと思うのです。
1000年に一度といわれる今回の震災は、およそ2万5000人もの尊い命を一瞬にして奪い去りました。
しかし、それと同じ数いやそれ以上の数の人間が、1年間に自らの手でその尊い命に終止符を打っているのです。
そうです、日本は世界有数の自殺大国なのです。
私たちはこの事実をしっかりと直視しなければならないのだと思います。
震災を契機に何がどう変わったのか。
いずれこのことが問われる日が来るのでしょう。
私たちは必ず変わらなければならないのです。