臨界点
水の温度を上昇させていくと、100度で水蒸気になります。
液体から気体へと変化するのです。
この100度が臨界点となります。
ビジネスにもどうやら「臨界点」というものがあるようです。
小売店業界では、出店攻勢をかけていく中で、ある一定の店舗数に到達することにより、劇的に全体の売上が上がり利益が出てくる現象があります。
この一定の店舗数がいわゆる「臨界点」なのです。
弊社のビジネスでもこの法則が当てはまります。
弊社では、営業マンがある地域に特化して、その地域の物件を集めているのですが、ある一定の数を越えるあたりから、問い合わせ数が劇的に増える傾向があります。
マーケットの大きさにもよりますが、おおむね70物件くらいがその数になるようです。
もちろん、競合店が強い地域ではそんなに簡単にはいきません。
競合の強いところでは、ランチェスター戦t略でいうところの、競合の3倍、少なくとも√3倍の数をそろえなくてはならないのでしょう。
その数がいわゆる「臨界点」になると考えます。
この臨界点を超えることが、弊社の営業のすべてです。
臨界点を超えない限り、始まらないと言っても過言ではありません。
後は場数を踏んで経験を重ねていくしかないのです。
この「臨界点」をしっかりと自覚することが、すなわち「ビジネスセンス」であると思うのです。
ただ闇雲に営業しても結果は出ません。
しっかりとした戦略が必要なのです。