アフター311
アフター311という言葉があります。
震災後という意味だそうですが、震災後に何がどう変化したかを表しているのでしょう。
例えば太陽光発電機を備えたアパートが人気になっているそうです。
停電にも対応できるし、環境にも優しい、そして何よりも原発問題に端を発した電力確保に貢献するからでしょう。
また、逆に高層マンションの売れ行きに陰りが見えてきているという話も聞きます。
停電したときを想定すると、階段を上がって移動する苦労や水が出なくなるなどの弊害が予想されるからです。
家庭菜園では、花よりも野菜にシフトする人が増えているそうです。
何かあっても、野菜を作っておけば安心だという発想からでしょうか。
以上は明らかに、アフター311という現象でしょう。
弊社「日本マウント」ではどうでしょうか。
他の不動産会社と同様に、ひところは自粛ムードもあってか、物件の反響数も激減してしまいました。
しかしこのところ、反響の数はかなり回復してきましたが、やはりアフター311という現象が起こってきました。
茨城県や千葉県の海側の物件の反響は、全くと言っていいほどなくなりました。
変わって、八ヶ岳、安曇野、富士五湖、そして那須高原など、いわゆる「山」への問い合わせが急増しているのです。
「海」から「山」へ。
この傾向はしばらく続くのでしょうか。
アフター311は、まだまだありそうです。