孫正義さんの義援金100億円
ソフトバンク社長の孫正義さんが個人として、震災の義援金100億円を寄付するそうです。
ツイッターで「何故、孫さんは個人で義援金を寄付しないのですか。」というツイートに対して、「準備しています。近日中に発表します。」と答えていたのが気になっていました。
その答えが100億円です。
さらにソフトバンクを退職するまでの役員報酬を全額を毎年、寄付するというのです。
69歳まで役員を務めたとすると、その金額は18億円に上るそうです。
先日、九州の福岡で不動産売買に関わったのですが、実は孫正義さんの親族に関連する不動産でした。
そんなこともあってか、そして以前からも孫正義さんの経営手腕やその生き様に惚れ込み、著書を読んだり、その言動に注目したりしていたのです。
ですから、今回のサプライズには本当に感動しました。
ゴルフの石川遼選手が、今年の賞金の全額を寄付することを発表したときも感動しましたが、今回はその比ではありませんでした。
ここまで日本という国を愛し、そしてその愛をカタチに表した人がいたでしょうか。
創業者オーナーやそれに準ずる人が、今回、多額の義援金を送るケースが相次いでいます。
ユニクロの柳井さん、楽天の三木谷さん、ジャパネットたかたの高田さんなどです。
利他に生きる。
そんな心や志があったからこそ、事業で成功し財を築くことができたのでしょう。
そして、国家の危機に遭遇したときは、今回のように立ち上がるのです。
国を救うのは政治家ではなく経済人なのかもしれません。
そして、本当に大切なものは何かを、彼らが教えてくれるのだと思います。
未来への希望の一端を垣間見たような気がしました。