日本一のほら吹き男
「日本一のほら吹き男」
かなり昔のことになってしまいますが、日本が高度成長期のときに、植木等がさんが主演した人気映画のタイトルです。
サラリーマンがあらゆ困難を乗り越えて出世し、社内一の美人までお嫁にしてしまう成功物語です。
この男、ほらを吹きまくり、はったりをかましまくるのですが、それがことごとく実現していくという夢のようなストーリーなのです。
実は何を隠そうこの私、この映画の影響をかなり受けました。
同じシリーズで「日本一のゴマすり男」というのもありましたが、やはりそちらの方も強く印象に残っています。
おかげさまで、サラリーマン時代はいつも出世頭でしたし、出世街道をばく進しました。(笑い)
最近、楽天の三木谷さんの著書「成功のコンセプト」を読み直したのですが、この「日本一のほら吹き男」に触れている箇所があり、私と共通の認識であったことに驚きました。
私が感銘したのは次のようなところです。
植木等さんが扮する主人公は、どんな困難に出会っても、徹底的にプラス発想で絶対にめげない、落ち込まないのです。
そしてとにかく目の前の仕事に全力で取り組み、まるでゲームのように楽しむのです。
誰もが嫌がる部署に半ば左遷されても、単純でつまらない仕事を、まるで天職のように楽しみながら、一人で何日も徹夜して片付けてしまうのです。
適当にサボればいいという周りの誘惑には、まったく左右されないのです。
そのことが認められて出世していくのですが、見ていて痛快なのです。
敵も味方にしてしまうし、最悪を最善に変えてしまうという、その行動力や発想、そして明るさが成功の秘訣であることを教えてくれるのです。
大震災や原発で沈痛な日々が続きますが、被災者や現地で苦労する人々の気持ちにも配慮しながらも、こんなときだからこそ、明るく元気にプラス発想で頑張ることも必要なのでしょう。
「日本一のほら吹き男」
もう一度、観てみたい映画の一つです。