シェアハウスの魅力
シェアハウスの人気が急上昇しているそうです。
シェアハウスとは簡単に言えば、リビングルームダイニングルームを共有で使い、後は個室で一人で過ごせる一戸建てやアパートのことです。
もともとは若者や外国人の需要が多かったため、東京周辺に集中しているようです。
外国人の入居者がいると、リビングルームでの交流がそのまま英会話教室に早変わりするなどのメリットが話題になりました。
そのこともあって、英語を社内公用語にすることを決定した「楽天」や「ユニクロ」の影響も加わり、更に人気に拍車がかかったのです。
都内のシェアハウスの情報サイトを運営するある会社によると、現在の掲載物件は769棟。
この一年で45%増えたというから驚きです。
最近では携帯電話やパソコン、ゲームなどに夢中になるあまり不足がちなコミュニケーション。
人間誰しもが孤独には耐えられないようで、寂しくなったら交われる場が欲しいといった、今の時代独特の需要にもマッチしたのがシェアハウスなのかもしれません。
そしてついに郊外に畑つきのシェアハウスが登場したのです。
地元の人が驚いたという建物は、ガラス温室の使用済みの部材や古いしょうゆ蔵の梁を活用しているそうです。
太陽光を採り入れて消費電力を抑えているほか、敷地内には無肥料、無農薬の畑を備えているのです。
利用者は研究者、経営者、勤め人など様々で、年齢も30歳代から70歳代まで幅広いのが特徴。
多くの人は都心に生活の軸を置きながら、週末に共同で野菜などを作り、半自給自足の生活を楽しんでいるそうなのです。
しかし定住目的で移り住んだ家族もいるそうで、自然に触れる暮らしの中で子供の体も丈夫になったと言って喜んでいたというのです。
今後もシェアハウスの動向から目が離せそうにありません。