太鼓の達人
日経新聞の記事にあったのですが、サッカーの日本代表でこのほど、イタリアのインテル・ミラノへ移籍した長友選手は「太鼓の達人」として知られているそうです。
明治大学入学後は故障がちでレギュラーどころかベンチにも入れず、大勢の補欠部員とスタンドで応援に回り、ドラムをたたいていたというのです。
長友さんが刻むリズムは余りにも力強く歯切れが良かったために、瞬く間に東京・西が丘サッカー場の名物になったといいます。
わびしいスタンドでドラムをドカドカ鳴らしていた少年が今は世界チャンピオンのクラブにいるのです。
「猿」から「太閤」に上がり詰めた豊臣秀吉も真っ青の、痛快な立身出世物語ではないかと、この記事では綴られています。
スポーツにおいて腰はすべての運動の中心だといわれています。
このことは私も元駅伝の選手だったので良くわかるのですが、腰が入った走りというのが理想とされていて、この走りができると自然と腿が上り足が前へ出るのです。
その腰をうまく動かせるかどうかは、どうやら骨盤の使い方と密接につながっているそうなのです。
この骨盤が鍛えられるのが実は和太鼓であり、長友選手は子供のころ、この和太鼓を習っていたというのです。
何が幸いするかわからないのが人生なのでしょう。
和太鼓とサッカー。
これが繋がると考える人は皆無でしょう。
そういえばブラジルのロナウジーニョ選手は日本のCMでドラムをたたいて見せてくれました。
プロ野球元巨人軍のスターであり首位打者でもあった、クロマティ選手もプロ並みのドラマーでもありました。
スポーツとリズムというのは密接な関連があるのでしょうか。
何事にもリズムは大事です。
スポーツのリズム、経営のリズム、営業のリズム、そして人生のリズム。
これからは「リズム」にも関心を持ちたいと思います。