長距離バス会社の待合室
今日は長距離バス会社の待合室の話です。
バス会社の競合は他のバス会社だけではありません。
鉄道会社やレンタカー会社なども競合になるのです。
お客様は交通手段を選択するわけです。
価格だけではなく便利さや快適さなどで、電車にするかバスにするか自動車にするかを選択することになるのです。
そこでバス会社が東京都内で相次いで、「高級感」を打ち出した長距離バスの待合室を開設しているそうなのです。
あるバス会社は無料でインターネットが利用できるもののほか、シャンプーのできる洗面台を設置したものも準備したとか。
また別のバス会社は約250平方メートルに約90席の座席を備え、マッサージ機や無線LAN、飲み物などを無料で利用できるようにしたとか。
他にもクロークや無料の歯ブラシを備えたほか、12月にはみそ汁の無料サービスも提供した会社や無料でインターネットを利用できるパソコン4台を置くほか、コンビニエンスストアや有料のロッカーなども備える会社もあるそうです。
いずれも待ち時間のサービスを充実させることで、新たな乗客の獲得を狙っての布石なのです。
いかにして今まで高速バスに乗らなかった人に目を向けさせることができるかが勝負の分かれ目なのです。
時代は確実に進みます。
そして確実に変化するのです。
今までと同じでは絶対に勝てないのです。
去年と今年で何を変えたのか。
先月と今月で、さらには昨日と今日で、何が変わったのか。
そのことが問われる時代なのだと思います。