ランナー向けマンション
マンション販売が好調なようです。
しかし相変わらず販売競争は激化しているため、手を変え品を変え、消費者のハートを捕らえようと必死になっているのが各販売会社のようです。
そこで他物件との差別化を図ろうと、スポーツ用品製造販売会社と提携して、ランニング愛好者を応援するマンションを企画する不動産会社が現れました。
この東京都江東区の東雲に建設中のマンションは、植栽を施した中庭に、ランニングの前に準備運動ができる「ランナーズデッキ」を設置する予定。
発光ダイオード(LED)照明も備え、夜間でも使用できるようにするそうです。
このマンションは徒歩圏内に「有明テニスの森」や「辰巳の森海浜公園」など大規模公園が多く、休日にランニングを楽しみたい家族には好立地だそうなのです。
東京マラソンの順路でもある晴海通り沿いの立地を生かし、大型マンション建設が相次ぐ臨海部で、物件の特色を打ち出しています。
ホームページでは近隣のお薦めマラソンコースや準備運動の仕方、健康上の注意などを紹介。
契約者には提携先のスポーツ用品製造販売会社の商品交換券を贈呈するそうです。
ランチェスター戦略によると、競争に勝つためには「一番化」「差別化」「集中化」が必要であるといわれています。
マンション販売に限らず、どんな分野でもこれからの販売競争に勝つためには、例外なく「差別化」が必要なのでしょう。
果たして私たちの「差別化」は何なのでしょうか。
何処が違うのか、何が特色なのか、それがはっきりとしない限りは、もはや競争には勝てない時代なのです。
自分の現時地を知り、「差別化」をしっかりと考えてみたいものです。