サッカー日本代表のアジア杯優勝に思う
サッカー日本代表がアジア杯でオーストラリアを破って優勝しました。
この試合で目を引いたのは長友選手のその運動量の凄さです。
手を緩めないではなく足を緩めないとは、こういうことをいうのでしょうか。
どんなスポーツでもそうなのでしょうが、走るということはスポーツの基本であり、もっとも大事な能力でもあります。
米大リーグのイチロー選手もその走力が、あのような偉大な記録を打ち立て、揺るぎない地位を確立できたことに貢献したことは言うまでもありません。
サッカーアジア杯の決勝では、長友選手はなんと15キロメートル以上も走ったそうなのです。
しかもほぼ全速力で走ったことになるのです。
陸上競技の長距離選手の練習にインターバルトレーニングという、厳しいトレーニングの方法があります。
これは短い距離を全速力で走り、その後スピードを落としてしばらくジョギングし、また全速力で走るということを繰り返すのです。
これは長距離選手の練習の中でも、最も苦しい練習であるといわれています。
一流選手はこのインターバルトレーニングを重ねて強くなっていくのです。
まさしく長友選手はこのインターバルトレーニング以上のものを、しかも真剣勝負で長時間やっていたことになるのでしょう。
翌日のあるテレビ番組で、往年の日本マラソン最高のランナーとして名高い「瀬古利彦」さんが、長友選手はもしマラソンを本格的にやれば世界的ランナーになれると太鼓判を押していました。
スポーツにおいては走力が絶対的に基本です。
会社経営や営業というものに関しては、その絶対的な基本というものは何にあたるのでしょうか。
そんなことをじっくりと考えてみたいと思いました。