キリンと書店が販促で連携

意表をついた販促というのは効果があるものです。

やはりサプライズが大事な時代ということでしょう。

日経新聞によると、キリンビールが紀伊国屋書店など大手書店50社と連携し、酒類と書籍を組み合わせた販促を始めたというのです。

書店内で、酒のつまみの料理本の隣にウイスキーなどを展示して来店客にアピールするという手法です。

ハイボールブームでウイスキー販売が好調なので、新手の販促でさらに人気を高めるのが狙いだとか。

紀伊国屋書店のほか、丸善書店や有隣堂などの300店で特設コーナーを設置し、ウイスキーの「富士山麓」や梅酒の「かろやか梅酒」などキリンの商品を、キリンが出版社の池田書店などと共同で製作したつまみ用料理本「コツまみ」と並べて陳列するそうです。

書店では酒類は販売しないが、ユニークさで来店客の目を引くことができるとみているとか。

同時に全国のスーパー500店でも、酒売り場でコツまみを基に作成した小冊子を置くというのです。

果たしてこの販促は成功するのでしょうか?

少し以前に流行った言葉に「想定外」というのがありました。

まさにこれからの広告や販促は誰もが想定できるものでは駄目なのでしょう。

逆転の発想とか逆説的とか、あえてミスマッチとか、文字通り「サプライズ」がなければならないのです。

サービスの基準も、もはや期待通りでは駄目で期待以上でなければ、お客様満足度で他社と競り勝つことはできない時代なのです。

そういう時代がきたことを改めて認識させられたキリンと書店のコラボのニュースだったと思います。

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