マクド難民
マクド難民。
朝日新聞の記事で見かけた言葉です。
大阪でそう呼ばれている人たちがいるそうです。
深夜営業のマクドナルドで夜を明かす人たちのことです。
ネットカフェには泊まれない人たちの行き場所がマクドナルドになっているそうなのです。
100円コーヒーを買って、しばし夜の時間を過ごすのだそうです。
就職氷河期で正社員につけず、非正社員になった若者達が次々と職を失っているので、こういう現象が起こってきているそうです。
正社員でもうかうかしていられない時代です。
早期退職を促す大手一流会社も後を絶ちません。
いわゆる、いつリストラをされるか分からない不安との闘いに明け暮れる毎日なのでしょうか。
どうやら、大手だから安心できるわけではないようです。
最近、サラリーマン大家さんが増えているのも、そういう社会を反映してのことなのでしょう。
地方でも、低価格で購入できる高利回り物件に人気が集まっています。
しかし、やがて地方から人口減少が顕著になり、アパートも空室が懸念されるようになるという予想もあります。
未来は益々、不透明感を増していくのでしょう。
こういう時代だからこそ、なるべく若いうちにテクニックよりも基礎体力をつけるべきなのだと思います。
仕事に関する基礎体力です。
取引先の社長に、こういう人材が欲しいと思わせるほど、礼儀正しくしっかりと受け答えが出来、知識や教養に満ち溢れた若者になることです。
そして、目の前の仕事に常にベストを尽くすことが出来る健気さを持つことでしょう。
全力で取り組む姿勢は、見ている人を感動させるものなのです。
今年の弊社は、徹底的に社員教育の力を入れることにしています。
読書、セミナーなどのインプット教育は勿論のこと、ブログの更新や一情報の発信などのアウトプット教育の指導も徹底することにしています。
知識や教養の他に、物事を見る観点や、思ったことを文章にする力やその表現方法なども、仕事に関する基礎体力だと思うからです。
どんなに厳しい環境でも、生き残っていける、強く逞しい社員を育てることが目標です。