ヱスビー陸上部、DeNAへ
ヱスビー食品の陸上部が廃部となり、瀬古監督以下選手全員がDeNAへ移籍することになったそうです。
DeNAは、言わずと知れたソーシャルゲーム会社の雄であり、プロ野球横浜ベイスターズを所有していることでも有名です。
これも時代の流れなのでしょうか。
パナソニックがバトミントン部とバスケットボール部の活動休止を決めているのとは対照的です。
ヱスビー食品の陸上部は、かつては全日本実業団駅伝で4連覇を達成した名門だったのです。
数々のオリンピック選手も輩出し、箱根駅伝で活躍した選手の憧れの職場でもありました。
また、何人かの選手はこのヱスビー食品の陸上部から大学の指導者へ転身し、その大学の箱根駅伝出場に貢献した実績もありました。
さて、企業が企業イメージの向上だけで、スポーツ部の存続に多額のお金をかける時代は終わったようです。
このDeNAの陸上部も、将来的には稼げる陸上部を目指していくようなのです。
いわゆる「自立した集団」への脱皮です。
手始めに選手やコーチによる「走り方講座」を開催する予定だとか。
また、GPS機能を使った「仮想マラソン大会」も企画しているという話です。
陸上部は長距離走のプロとしてペース配分などを助言、大会の監修なども可能だと考えているそうです。
同じようなインターネット関連の企業として、楽天によるプロ野球の球団経営は成功しているようです。
プロ野球の球団経営は赤字が当たり前だったの対して、斬新なアイディアや先進的な取り組みをして黒字経営を達成しているとも聞いています。
これも、時代の流れの一つなのでしょうか。
やり方次第では、不採算部門が採算ベースに乗ることもあるのでしょう。
今後のDeNA陸上部に期待したいと思います。