事故物件について
ごくまれなことですが、「わけあり物件」を探している人もいます。
「わけあり物件」は、いろいろな理由があって売却に出された物件です。
一番の特徴は、市場価格よりも極端に安いということです。
価格重視で物件を探している人は、この「わけあり物件」に興味を持つわけです。
「わけあり物件」にもいろいろな物があります。
道路に接していないために再建築が不可能な物件。
違法建築のため、容積率や建蔽率をオーバーしており、購入時の銀行融資が不可能な物件。
墓地に隣接している物件。
反社会的団体の事務所に隣接している物件。
建物が他人の土地に越境している物件。
市街化調整区域の農家住宅のため、再建築が不可能な物件。
他にも、まだ、いろいろな「わけあり物件」がありますが、心理的瑕疵がある物件すなわち「事故物件」といわれる物もあるのです。
これは、自殺や他殺、事故死などがあった物件です。
あるいは病死でも、そのまま放置されていた物件なども該当します。
こんな「わけあり物件」でも、探している人がいるのです。
世の中広いと言ったらいいのでしょうか。
私が前に聞いたところでは、職業が外科医で、全く気にならない人もいたそうです。
このような「事故物件」を専門に紹介しているサイトもあるそうです。
そういう「事故物件」でも興味がある人は、物件の概要に「心理的瑕疵あり」とか「告知事項あり」という表示がありますので、電話などで詳しく確認することをお勧めします。