田舎暮らし物件の売買はタイミングが大事です
津波災害警戒区域や土砂災害警戒区域を、重要事項説明に表示しなければならないこと義務づけられていますが、これがかなりの波紋を呼んでいるのです。
一言で言うと、お客様が引いてしまいます。
表現方法をもっと工夫することができないものでしょうか。
確かに事実を伝えることは大切ですが、不安を煽るような表現は避けて欲しいと思うのです。
そういう法律が整備される前から、その場所に住んでいた人は、今までと何も変わらずに住んでいるわけですから、このような不安を煽るような表現はどんなものかと思うのですが。
いずれにしても、私たちは事実を正確にお伝えしながらも、お客様に納得していただき、安心して購入していただけるように努力していきたいと思います。
さて、田舎暮らしの物件ですが、全体的な傾向は地方のマイナーな別荘地などは、売買金額が下がる傾向にあるようです。
1年くらい前に、ある地方のマイナーな別荘地にある中古別荘を購入希望のお客様がいたのですが、売主がどうしても金額交渉に応じてくれませんでした。
その金額が妥当であることをお伝えし、売主を説得したのですが、聞く耳を持ってもらえなかったのです。
その後、まったくお問い合わせがなくなり、今では結局そのときの購入希望の金額まで下げて広告を出しているような状態です。
今後、恐らくこの物件は、1年前の購入希望金額を大きく下回った金額で売買されるか、もしくは売れないで朽ち果ててしまうことでしょう。
実はこの物件は数多くある物件の氷山の一角なのです。
地方のマイナーな別荘地の物件の多くは、このような運命をたどることになってしまうのです。
地方のマイナーな別荘地のリゾート物件や田舎暮らし物件の売却は、購入希望者がいたときが最大のチャンスなのです。
このときに、あまり欲をかかずに思い切って売ってしまうことをお勧めします。
実際には年々、中古別荘や田舎暮らし向き中古住宅の価格は、下がる傾向にあるのです。
時を逃してしまった代償は高くつくかもしれません。
勿論、場所や物件によっては、それほど下がらない物もありますので、詳しくは専門家に相談することをお勧めします。