1番と2番の差は・・・
ロンドンオリンピックはいよいよ後半戦です。
日本人選手の活躍も期待されています。
前半戦の華であった水泳はメダルラッシュに沸きました。
しかし、北島選手を育て上げた平井コーチの一言が印象的でした。
金メダル1個とそれ以外のメダル10個では、金メダル1個の方が勝る。
まさに、この言葉こそ勝負師の言葉なのでしょう。
残念ながら水泳では金メダルは一つもありませんでした。
史上最高のメダルラッシュに沸いた水泳界でも、手放して喜ぶわけにはいかなかったようです。
ましてやお家芸の柔道では、初めて男子で金メダル0個に終わりました。
ビジネスの世界でよく言われる言葉があります。
1番と2番の差は2番と100番の差より大きい。
日本で1番高い山は富士山ですが、2番目に高い山を知っている人が少ないそうです。
知名度や認知度でそれだけ差があるわけですから、ビジネスの世界では1番にお客様が集中するということになるわけです。
また、こんな言葉も耳にしたことがあります。
社長と副社長の距離は副社長と運転手のそれよりも長い。
これも、組織におけるトップの重要度を現した言葉なのでしょう。
いずれにしても1番になることがいかに難しく価値があることかが分かるものです。
そう考えると金メダルと勝ち取った、体操の内村選手や柔道の松本選手に活躍は、歴史に残る特記すべきことだったのでしょう。
これからの後半戦の競技でも、続々と金メダリストが誕生することを期待したいと思います。