ワタミの農業が黒字に
ワタミの農業が10年目にして初の黒字になったというニュースを耳にしました。
10年間よく我慢したというのが正直な感想です。
よく言われるのが、3年で黒字にできなければ撤退したほうがいいという類の話です。
同じ農業関連ですが、かつて「ユニクロ」が野菜の販売の事業に進出して、素早く撤退したことがありました。
それはそれで、柳井さん潔い決断が評価されたものでした。
その直後に出版した「1勝9敗」というタイトルの本はベストセラーとなりました。
赤字でも我慢してやり続けるのには限界もあることでしょう。
しかしやり続けた後に、黒字に転換し大成功した例も数多くあるのです。
有名なのはクロネコヤマトの宅急便がシンボルの「ヤマト運輸」です。
また、タクシー業界では長野県の中央タクシーが空港便を始めてた当初、やはりしばらくその事業は赤字が続いたそうです。
いずれも当時の役員クラスがほとんど反対する中で始めて、赤字が続くという逆風の中をやり続け結果、遂にものにしたという典型的な成功例です。
いまではヤマト運輸は宅急便がまさしく主力業務になっていますし、中央タクシーも空港便がドル箱になっていると聞きます。
弊社「日本マウント」は初期の頃からホームページ作成などすべてのインターネットに関する業務を内製化し、関東甲信静岡地方の比較的リーズナブルな中古別荘に特化した粗利の低い商売を展開してきました。
利益が出にくい、簡単ではない経営を余儀なくされてきたわけですが、少しずつですが蓄積されたノウハウや積み重ねてきた信用が定着し、ようやく花が開きつつある予感がします。
ワタミの農業経営に比べれば、その苦労や忍耐などは比較にならないくらい小さなものだったかもしれませんが、苦節10年目にしての初の黒字というニュースには、人事ではない喜びを感じました。
これからも、ワタミの農業には頑張って欲しい思います。
Comment-
蓮屋のせがれ より:
2012年7月20日 6:29 AM
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ワタミと縁を持ち、まもなく一年、夢に日付けをの会長の言葉はインパクトがあります。ワタミも、ブラックだとか、ワンマンだとか、批判されていますが、末端で働いているからこそ、見える世界、感じる風もあります。ワタミ農場には、関心があり、まごころスタッフもしています。何かを掴み、吸収し、肥やしにして、やがて来る、その時の為に、準備することは、大切です。自分自身を育てる事、原石を磨くが如く己を磨き、物にして行く作業は、人生でも意義ある、面白い作業です。全てに見えな糸があり、縁があり、絆ができ、繋がって織りなす人生模様かも知れません。