昭和56年前後とは

中古住宅の売買で良く言われるのが、建築時が昭和56年前か後かということです。

昭和56年前と後では、明らかに差があると言う意味で使われます。

その理由は建築基準法が改正された年だからです。

昭和56年以降の新築の建物から新耐震基準が採用されたのです。

一般的に考えれば、昭和56年前の建物よりも後の建物の方が、地震には強いということになるのです。

3.11以降、今後いつ起こるかわからない地震のことを考えると、当然、地震に強い建物の方が良いということになるわけです。

そう考えると、中古住宅を選ぶのに、この昭和56年という数字は1つの指標になるのかもしれません。

しかし、あくまでも参考になる数字というレベルです。

なぜならば、昭和56年以前の建物でも、昭和40年代の高度成長期に、贅沢な材料を使って、例えば太い柱を使ったり、コンクリートの量を規定よりも多く使った建物などもたくさんあるからです。

他にも良く言われるのが、1階が駐車場になっている建物は地震に弱いというものがあります。

いわゆる、壁が少ないから耐震性が弱いと考えられるのです。

しかし、土地を有効に使うという観点では優れているといえるでしょう。

何を優先するかという価値観で、物件の優越が変わってくるのです。

耐震を重視するのか、利便性を重視するのか、投資効率を重視するのか、自分の価値観をしっかりと確立することが大切なのです。

また、指標も大切ですが、その数字だけを鵜呑みにすることは危険です。

専門家にしっかりと相談することをお勧めします。

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    いきなりのコメ失礼します。面白くてどんどん読んでしまいました、次もまた更新されたら読ませて頂きます!

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